私がヘナを好きな理由

ヘナの魅力。


ヘナって本当に本当に奥が深い植物。



日本では髪を染めるのが主流だけど世界規模で見るとヘナタトゥーが主流。
インスタグラムとかでhennaって入れるとほぼタトゥーしか出てきません(^_^;)


カラーリングのつもりでヘナを頭に付ければ、髪を染めるだけでなくトリートメント効果や頭皮のケア、体のデトックス効果と一石二鳥どころか四鳥くらいの様々な効果もある✨



そもそも昔は火傷の鎮静やシラミ取りなど家庭の医学的に扱われていたもの。
おばあちゃんの知恵袋…的な感じにも聞こえますがインドの一定エリアのお家には大体栽培されており、本当に使われていた万能な葉っぱ。




この辺りはヘナの「効果」としての魅力。
※ヘナの効果を詳しく載せてます。



でも、私がヘナを好きな理由はここではなく(もちろん素晴らしい魅力なんだけど)ヘナのストーリーにあるのです。












ヘナの寿命は80年ほど。
うん、人間と近いのです。



ヘナはインドの西側、ソジャットという地域で作られているのですが。

ソジャットは夏は50度、乾燥地帯というかなり過酷な環境。。





その中で誰にも耕される事なく育ちます。
水もあげません。


紫外線が強いから、ヘナは紫外線から守る成分を自分の中で作り出します。

余りの日差しに地面はカピカピでヒビ割れている状態。





暑い暑い夏を終えて9月頃に降る大雨で一気に成長して大きくなります。☔️
この時ヘナの中にある染料成分のローソンもグッと数値があがるのだけど。




自然界のこと、もちろん雨が降らないこともある。





そうすると農家さんは大きな葉っぱが欲しいから
何とか地下水をかけてヘナを大きく成長させる。






だけど地下水をかけても肝心なローソンの数値は低いまま。
葉っぱは大きくなるけど何故か染料数値はあがらないのです。



雨水じゃなきゃダメ。



人工的に地下水を掛けても無理なのです。




また、ヘナには最高のパートナーがいる。








ヤギ。🐐







ヘナの木には沢山の雑草が絡みつく。


雑草とヘナを分けて収穫する事は相当難しいそう。
(紫の花は雑草。間近で見たけど色んな雑草が絡んでました)







だけどヤギを放っておくとヤギは雑草だけキレイに食べてくれるんです!



ヘナは食べないの。





何故ならヘナはとってもニガいから。





ヤギの糞尿が肥料にもなりよりよいヘナができる。





完璧なパートナー。🐐🌿






やっぱりここでも自然界にはかなわない。








ヘナに携わるインド人の男性いわく





ヘナが毎年どうなるかは神様が決める。
人の手が介入できないんだ。
だから収穫量も染料も採れるまでわからない。
人には何もできないんだ。
ヘナはとってもスピリチュアルな植物なんだよ。





とおっしゃっておりました。





私はこのセリフがとても心に残ったしなんて素敵なんだろうと思ったの。







秋に収穫されるヘナ🌿


根っこだけ残して根元からざっくり切られてしまいます。





だけどまたここから同じように生える。




80年、毎年毎年過酷な環境の中で文句も言わず育ちます。





10月にヘナ畑を訪れた時。




広大な畑を見て
なんだかとても優しい気持ちになれました。










それはヘナが持っている芯の強さとか、頑張る気持ちとか、昔から変わらない事とか、自立している事とか。



ヘナは植物の中でもアレルギーになる率が相当低い。(100パーセントヘナの場合)



自分は過酷な環境でも他者には優しいんだよね。









なんか、人に置き換えたらなんて素敵な人なんだろうって思うよね。






そんなヘナだから畑を見た時に優しい気持ちになったのかな。









私の知っているヘナのストーリー。





髪を染めるのはヘナのほんの一部の魅力。






ヘナは効果も生き方も沢山の魅力がある。



そして神様と仲がいい。







だから私はヘナがとても魅力的だと思うし尊敬してる。



ヘナ畑を去る時、自然と一礼してました。







いつもヘナしてる人、益々ファンになって(^^)🌿
沢山のパワーをくれるよ🌿





これから髪を染める為にやろうと思ってる方、ヘナの効果は底知れないよ🌿お楽しみに🌿









中島ちか

ホリスティック美容師の中島ちかです。ホリスティック美容師とは自然のモノや考え方を通してお客様、自分自身の髪や身体、心のケアができる美容師の事です。そんな美容師さんが沢山増えたらいいなと思いBlogを始めました。私自身ヘナの専門美容室を経営しております。よければご覧くださいませ。 https://www.hennasalon-colorier.com/

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